こんにちは。広告会社で働く管理栄養士、ナカノです。

少し前の話ですが、商品開発において、同じ背景を持っていても、
ターゲットによって開発アプローチ方法が真逆であった例をご紹介します。

2年ほど前(2014年)に訪れた日本栄養食糧学会で、「ぎゅっと噛みしめる食感が特徴の幼児食」 を
開発したとランチョンセミナーで聴講しました。

背景 :子どもの"噛む"力が低下している。幼児の顎の未発達が目立つ
ターゲット :幼児
目的 :食べることにより、咀嚼機能向上(噛む力を発達させる)

訓練食と言って、食べてぎゅっと噛みしめることにより咀嚼機能を高める訓練ができるそうです。
おやつがわりに食べられて、幼児に必要な栄養素も入っていることをポイントとしていました。


この発表を聞いてふと思い出したことは、その時よりさらに3年前(2011年)の自身の就活時に、
ある食品メーカーの説明会を聞いた時のことでした。

「大ヒット商品開発秘話」を興味深く聞いていますと、

背景 :現代の若者は"噛む"力が低下している。噛むと顎が疲れるため、噛みたくない
ターゲット :10~20代の若者
目的 :できるだけ噛まないやわらかい食感のガムを作る

との内容でした。この商品は若者のニーズにマッチし、大ヒットしました。
今でもコンビニなどに並ぶバリエーション豊富なロングセラー商品です。

当時、商品開発は、ターゲットを設定し、ニーズに合わせて企画され開発されていると認識しました。

このように、背景は同じでも目的が異なれば、それぞれのニーズに合わせて
全く異なる商品が生み出されていました。


ちなみに学会発表では、
「"噛む"ことは、ヒトは縦に噛むことと、横にギリギリする力を持ち合わせているが、
イヌやネコは縦にしか噛むことができない」
と言っていました。

ヒトのための食品と、ペット向けの食品では、それぞれ噛む力に合わせた異なる商品設計をしているのでしょうね。

学会発表で学ぶことは多いです。今後も勉強してまいります!

広告会社で働く管理栄養士、ナカノでした。

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